用語解説

若年船員養成プロジェクト
997年5月に創設された「国際船舶制度」拡充策の一環として導入された制度で、外航船舶における乗船訓練などの実践的な訓練を通じて、即戦力として活躍できる能力を身につけた若年日本人船員を養成することを目的にしている。 8カ月間の座学と最低12カ月の乗船訓練をもって、2級海技士の受験資格を取得する。国の財政支援により、1998年10月からスタートし、2005年現在7期生が訓練中である。
ワシントン条約(CITES)
正式名称は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引きに関する条約」で、日本ではワシントン条約と呼称している。この条約は、無制限な商業取引が野生生物の種の生存にとって大きな脅威になっているという認識から、絶滅のおそれのある野生生物とその製品の国際取引を規制することを直接の目的としている。条約には付属書Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの付表があり、規制の度合によって条約対象種が分類されている。ミンククジラ、シロナガスクジラなどが付属書Ⅰに掲載されて、全面的に取引きが禁止されている。条約が発効したのは1975年で、日本は60番目の締約国として80年に加盟した。現在の加盟国数は122カ国。
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