表彰制度

表彰制度

産別組織の海員組合では、本組合の発展に対して特に顕著な功労があった方、または組合員の地位の向上のために、特に顕著な業績を残された方に贈る最高の称号として『名誉組合員』表彰があり、現在、4名の方がこの称号を受けられています。この他、組合は、組合の名誉を高める行為があった方や組合活動の功労者に対し、以下のような規定を設けて表彰し記念品を贈っています。「私も長いこと船内委員・委員長を務めたが、まだ表彰を受けていないなあ」という方がおられたら、是非忘れずに手続きを。
お問い合わせは、組合本部・総務部宛てにどうぞ!

  • 表彰の対象

    1. 人命もしくは船舶を救助し、または災害を防止し、その行為が他の組合員の模範とするにたる者。
    2. 組合活動について、とくに組合員の模範として推奨するにたる行為のあった者。
    3. 海事思想の普及に貢献し、顕著な功績のあった者。
    4. 船内委員長または職場委員として、実歴通算3年間在任した者(船内委員の在任期間は、その2分の1を船内委員長期間とみなして通算する)
  • 表彰の方法(省略)

  • 表彰の申請(省略)

  • 組合員以外の第三者が、組合員の人命を救助あるいは援助のために尽力した場合は、組合員に対する表彰に準じた感謝状および記念品または金一封を贈ることができる。

  • 表彰事務(省略)

表彰実例紹介

人命・船舶の救助は、船員にとってはとても大切なことです。時には大シケとなる苛酷な海上職場では、相互に助け合う精神が不可欠です。SOS!との遭難信号をキャッチした船舶は、同じ船乗り仲間として国籍・会社・業種を超えて、敢然と救助に向かいます。組合が人命救助で表彰した実例を紹介します。
本年度は3件の表彰申請があり、個人25人を表彰した。表彰者には表彰状とペーパーウエイトを贈呈している。

2007年1月26日

七洋船舶株式会社

はやま(宮崎克司、北村祐一、伊藤剛、木下徳義、川崎人志、永江嘉朗、木下強志、前田俊朗、平祐治、錦戸幸彦、大道巽、小林徳孝、赤波江睦夫、田村一生、作野哲也、柳沢宣伸、以上16名)

平成18年12月25日11時15分頃、日韓北部暫定水域内を通常巡視中、讃岐島白島灯台より北北西43海里で炎上している韓国漁船を発見。直ちに乗組員を総員配置に付け現場に急行し、火災中の韓国漁船「101ドンフン」から乗組員9名を全員救助した。

2007年3月1日

三原観光汽船(株)

フェリーしまなみ(寺岡修二、鹿野秀雄、石原弘、以上3 名)

平成19年2月20日午前6時40分頃、三原市須波港でフェリー「しまなみ」の出港準備作業中、約百メートル沖でゴムボートから足を滑らせ転落し、漂流しながらボートにしがみつく男性を寺岡船長以下乗組員2名で船内に引き上げ人命救助を行った。

2007年4月26日

国華産業株式会社

第八菱華丸(白沢健徳、奥成憲一、上領正紀、鮫島道治、磯崎義孝、渡辺慎吾、以上6名)

「第八菱華丸」は2007年4月7日早朝、和歌山県すさみ町沖で日本とカンボジア船籍の貨物船同士が衝突し、日本籍船「第7永福丸」が沈没した海難事故現場付近を航行していました。本船は沈没した「第7永福丸」から脱出し救命いかだで漂流していた乗組員3名を発見し船長指示の下、迅速な作業で漂流していた3名を無事救助しました。

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