文化・広報活動

文化・広報活動

産行別単一組織である海員組合は、広報・文化活動の面でも力を入れており、特色のあるさまざまな活動を進めています。

機関紙・誌の発行

写真

海員組合が定期発行する機関紙・誌は、旬刊紙(月3回・5のつく日に発行)「船員しんぶん」(タブロイド版の本紙:4ページ、家庭直送版:8ページ)、月刊誌「海員」(約100ページ)の2種類があります。「船員しんぶん」は組合創立の翌年(1946年)の4月25日創刊、2008年5月25日号で2546号を数えます。

「海員」は1949年8月創刊、2008年5月号で通巻705号を迎えました。「船員しんぶん」は、現場組合員に最新の組合活動ニュース届ける本紙版(約8500部)、現場と組合員の留守宅に届けられる家庭直送版(約3万5000部)があります。

組合員と家族の皆さんとのふれ合いを大切にした紙面作りに努めています。月刊誌「海員」は、時宜にあった各部門の課題を特集して組合活動をわかりやすく解説するほか、組合員からの投稿、各部門の知識人の論評、友誼・関係団体の活動を連載しています。

組合の教育研修・文化活動

各種の教育研修・本部セミナー

中央コミスクには女性組合員も多数参加した

中央コミスクには女性組合員も
多数参加した

産別組織である海員組合は、教育・研修にも独自のシステムを開発して活動しています。地方支部単位でおこなわれる一般組合員向けの「地方コミュニケーションスクール(コミスクと略)」、同じく本部がおこなう「中央コミスク」や、各支部で日常的に実施される各種の学習会などをとおし、組合員・執行部間のコミュニケーションを図って絆を強めるとともに、組合員意識の向上に努めています。また、新しく職場委員に選任された職場活動家に対する3泊4日の合宿研修会や、新しく採用された執行部員に対する研修など、これらの活動にも力を注いでいます。この他、時々の重要案件をテーマに「本部セミナー」を定例開催して組合員・執行部の啓蒙と意識向上を図っています。

文化活動

海員組合は、組合員・OB・家族に多彩な文化的人材を有し、「海洋文化」活動も大変盛んです。年1度、定期全国大会に合わせて開催される『海上美術展』には、絵画・写真・書道・工芸など数百点にのぼる応募作品があり、優秀作品は月刊誌「海員」の表紙を飾ることになります。また、毎月「海員」誌上に投稿し発表される詩・俳句・短歌・川柳・随想・漫画・写真のなかから、優秀作品が「海員年度賞」として組合長表彰を受けています。組合長杯争奪『海員囲碁大会』の開催や、全日本海員福祉センター(略称:JSS)と共催して毎年5月に開催する『日本の海洋画展』もこうした活動のひとつです。この他、「海員スポーツイベント」と称して、全国の支部機関が主催する組合員の親睦交流のための各種のソフトボール・ボウリング大会・ゴルフコンペのうち、年間をとおしての最優秀チーム・個人を表彰、レク活動の振興も図っています。

出版事業

海員組合は組合創立以来、映画・ビデオの制作や各種の出版事業にも積極的に取り組んできました。「戦標船改E」(1948年)、「海に生きる」(1949年)、「日本の内航海運」(1968年)などのように、国の内外から高い評価を受け賞を受賞した作品もあります(いずれも16ミリ・モノクロ映画)。これらの作品はVHSやDVD化して希望者には実費で販売しています。また、近年では、先の第2次世界大戦で船員は強制的に戦時徴用され悲惨な体験を重ねましたが、徴用船員・遺族の手記を『海なお深く』としてまとめ出版(1986年:新人物往来社刊)し、関係者・各界各層から多くの賛辞をいただきました。組合の歴史を伝えるものとしては、『組合15年史』『海上労働者30年のあゆみ-創立30周年記念グラフ-』『組合40年史』『海上労働運動-50年の航跡-』があります。

海洋人の会

「海洋人の会」秋の例会風景

「海洋人の会」秋の例会風景

海洋人の会は、「海の記念日の祝日化運動」の文化人を中心とした応援団として1983年に発足し、幅広い活動を進めてきましたが、1996年から「海の日」が14番目の国民の祝日と決まり、「海洋人の会」も大きく衣替えしました。海に関わる勉強会を定期的に開催、海事思想の啓蒙と普及を活動の柱とし、「海と海に働く人々をこよなく愛する」各界有志による応援団の役割を果しています。
海洋人の会で主催する勉強会は、春夏秋冬の年4回、定期的に開催しています。各種のお問い合わせは事務局までお願いします。(組合本部・広報室)

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