現場船員さんの声

【一等航海士(チーフオフィサー】 佐々木 隆幸さん

Q.船の仕事をしていて、よかったと感じるのはどんなときですか?

毎日です。海があって空がある。この自然環境を一人占めできるんですから。季節も感じます。朝は、水平線から太陽が昇り、夕方は水平線に沈む。そんなシーンは外洋の船でないと見ることができないでしょう。

夜空には、多くの星を見ることができます。季節の星座の動きを見ていると、飽きないですね。地上からはめったに見ることができない「カノープス」という星を見ることもできます。珍しい星を見た日は、とてもトクした気分ですね。もし夜間に船に乗ることがあれば、ぜひ星を見てほしい。すごくきれいですから。ある意味、「地球を感じる、宇宙を感じる」ことができる仕事だと思いますね。

Q.子どもたちに、どんなことを伝えたいですか?

船は、海という大自然に触れられる魅力的な乗り物です。夜明けや日の入りの時間、だんだん明るくなったり暗くなったりする時間が変わり、季節の移ろいも感じられる。星座もいっぱい見ることができる。ぜひ、船を好きになってほしいですね。

Q.今後の目標を教えてください。

船長を目指すという道もありますが、甲板部の現場の仕事が大好き。安全で快適な運航を毎日続けて行きたいですね。

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