現場船員さんの声

【三等機関士(サードエンジニア)】 石橋 仁さん

Q.仕事でうれしいのは、どんなことでしょうか?

電機系のトラブルが解決したときですね。甲板の上の蛍光灯は、波や雨を受けてよく漏電するんです。機関室にいても、地絡灯という表示盤があるので、だいたい漏電の場所は分かる。地絡灯、そして分電盤と順を追って調べていくと、比較的簡単に漏電している場所を見つけられます。

Q.仕事の魅力は何でしょうか?

船の仕事は、職も住も船の中です。通勤ラッシュと無縁ということでしょうか。家は茨城県にあるので、茨城-東京間の通勤は、月2~3回で済みます。また、休みが長い。3~4日という長い休みがあります。2~3年に1度は、有給休暇も連続して1カ月くらい取れます。

わたしが留守の間、家族にはさびしい思いをさせてしまうのですが、お互いもう慣れてしまいました。子どもも、父親が帰ってくるのが月に2~3度という生活が当たり前になっているようです。しかし、帰ったときはとても喜んでくれますよ。

「さるびあ丸」は東京-八丈島の定期航路ですが、年1回の開放検査では、山口県下関のドックに行きます。当然、われわれも乗って行く。ちょっとした旅行気分を味わえるのもいいですね。

このページのTOPへ