この写真は、八戸支部仮事務所を設置した、八戸市の八幡漁業ビルです。
今回の大震災直後に発生した津波により、東北管内の各支部・事務所は壊滅状態となったため、早急に災害支援活動の拠点を構える必要があることから、3月28日、東北管内に仮事務所を設置することを決定しました。
3月31日、石巻市に東北地方支部仮事務所を、八戸市に八戸支部仮事務所を設置しました。
今後、他の地域においても随時、仮事務所を設置する予定です。
【2011年03月のトピックス】
2011年03月21日
現地支援チームの執行部は、今日も支援物資を携えながら被災各地区を奔走しました。今まで入れなかった地区を中心に組合員とその家族の安否確認作業に取り組んでいます。
また、物資供給の滞っている、いわき市小名浜地区へ関東地方支部の執行部4名が支援物資とともに現地入りし、小名浜支部事務職員とともに、支援活動を行っています。
函館市にある道南支部には19日の記者会見で呼びかけた支援物資輸送船「幸雄丸」に積み込む支援物資カンパが、多くの函館市民や道内各地から届けられています。
同船の入港を心待ちにする現地支援チームからは、「小型船の特性を生かし、陸路での物資輸送が困難で支援物資が届かない地区から支援を行いたい。また、病院などの非常用発電機でA重油が枯渇しているところに最優先で油も届けたい」など具体的な受け入れ体制の準備にも取り組んでいます。
写真は、左から野田則男水産部専任部長、千葉友也気仙沼支部執行部員、宮古市内で安否が確認できた組合員のご家族、全国海友婦人会の中沢良子さん、木元満江さん。
2011年03月20日
2011年03月19日
未曾有の被害をもたらした東日本大震災により被災した方々への支援物資を届けるため、被災地への海上ルートによる物資輸送の準備を進めきた組合は、災害支援物資輸送船として「幸雄丸」(184トン)をチャーターした。
3月19日に函館港にある全日本海員組合、道南支部で記者会見を開催し、函館市民、北海道民の皆様に災害支援物資カンパを呼びかけた。
本部より現地入りした立川博行国際・国内局長は記者会見で、「被災地は寒さと物資不足が深刻な問題となっている。陸路が寸断されている状況の中で支援物資を届けるため、海員組合の特性を活かし船舶による物資輸送を開始する。災害支援物資輸送船「幸雄丸」(184トン)は、3月23日10時に函館港を出港するので、緊急ではあるが函館市民をはじめ北海道民ほか皆さまに支援物資のカンパのお願いしたい」と述べた。
写真は記者会見で支援物資カンパを呼びかける立川国内・国際政策局長(中央)、佐藤北海道地方支部長(左)、若松信弘道南支部長(右)。
2011年03月18日
観測史上最大の大地震で甚大な被害を受けた東日本。組合は地震発生から組合員と家族などの安否の確認に全力を挙げています。通信や交通が遮断されている中で、救援活動のために全国から支援物資を調達して、すみやかに被災地へ輸送する準備にとりかかりました。トラックによる函館から青森経由、フェリーで秋田港経由、東京から新潟経由の各ルートで被災地へ輸送しました。さらに海上ルートでの救援活動のため、諸準備に入っています。
被災した現地では地震発生直後から、高橋水産局長が陣頭指揮で安否確認に奔走してきました。3月18日、大内組合長代行も支援物資とともに現地入りし、救援活動に合流、現地での指揮に入りました。写真は宮城県塩釜市にある海員組合塩釜事務所前で、救援作業に従事する大内組合長代行、高橋水産局長と東北地方支部管内の執行部と事務職員です。
〒106-0032 東京都港区六本木7-15-26
全日本海員組合
© 2013 All Japan Seamen’s Union.ALL Rights Reserved