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2017年09月15日

新造船「ひまわり8」 東京~北海道(苫小牧・釧路)に就航

 

9月1日

東京港(中央防波堤)で見学会

ますますの活躍を期待

 

初秋の爽やかな風の吹く9月1日、東京から苫小牧・釧路を結ぶ新造船「ひまわり8」(ロールオン・ロールオフ貨物船)の見学会が東京港で開催され、海運会社関係者など400人が見学に訪れた。

ひまわり8は、日本海運株式会社の組合員が乗船する総トン数10626トン(載貨重量トン数5503トン)のRORO船で、全長は166.9m、航海速力は23ノット。

「ひまわり8」が就航する東京と北海道を結ぶ海上物流のますますの活躍が期待されている。

 

「ひまわり8」の特徴

現在、日本海運㈱、は九州エリアに新たな寄港地を設定し、首都圏~東・南九州地域におけるモーダルシフトの推進をサポートしていることや、CO2削減による環境ロジスティクスなど、さまざまなことに挑戦している。そのような多くの取り組みをしているなか、新造船「ひまわり8」が新造され、その特徴として、船内貨物用エレベーターの可動範囲を1層分広げることで荷役の効率化を図り、省エネ船型と低摩擦塗料はもとより、バルブ付リアクション型高性能舵、高効率可変ピッチプロペラ、電子制御式低速ディーゼル主機関、インバータ駆動式海水冷却ポンプなどの省エネ設備を採用することで、環境・省エネ対応を強化した。

また、バウ・スタンスラスタ(離着岸性能の向上)、フィンスタビライザ(動揺の軽減)を装備し、スムーズな航行により、貨物の安全性を保つことができる。そして、船には特定非営利活動法人ヴォース・ニッポンとの合意により、海洋計測機器が搭載されている。ひまわりの就航中、搭載した機器が自動的に海洋データを計測し、1分ごとに回収されたデータはただちに無償・無制限で公開される。計測された塩分と水温のデータは沿岸海域の気象海象予測や水産分野の漁況予測、沿岸海流や生物環境などの研究分野への活用が期待される。

当日の見学会には、海運関係者など約400人が見学に訪れ、新造船の全景や船内、そして新しい設備などをつぶさに見学した。

 

航走する「ひまわり8」

 

「ひまわり8」お披露目

 

2017年09月05日

東北各地からサンマ漁船が出港 ―秋の味覚、秋刀魚のシーズンへ向けて―

 

航海の安全と大漁を願い、各地で出船式

 

真夏の天候不順、日照不足など芳しくないニュースが続く中、秋の味覚「秋刀魚」のシーズン到来に向けて、東北各地の港からサンマ漁船が出港した。各港で開催された出船式では、サンマ漁船の見送りに参加した人たちが、航海の安全と大漁を祈り、組合員を激励した。

 

 石巻港

大漁を目指し、第一榮久丸が出港

【東北地方支部=佐藤拓海通信員】8月17日、梅雨明け以降の肌寒い状況から打って変わって穏やかな天候に恵まれた中、石巻港から今野水産株式会社所属「第一榮久丸」、塩釜港からは株式会社七ヶ浜水産所属「第十八漁栄丸」、八戸港から株式会社ヤマツ谷地商店所属「第二源栄丸」の計3隻の大型サンマ漁船が出港した。

出港に当たり、「第一榮久丸」浅野新二漁労長は「今年度も厳しい予測が出ているが悲観的にならず、新鮮なサンマを家庭へ届けるべく大漁を目指す」と力強く抱負を語った。

各船は乗組員の家族と関係者の温かい声援に囲まれ、色とりどりの紙テープをたなびかせながら漁場へ向け出港し、

20日からの操業解禁に合わせ、ロシア水域での操業のため、根室へ向かった。

 

小名浜港

福島船団出港式

【小名浜支部=熊谷勝明 通信員】8月16日、福島県いわき市の小名浜港で、福島船団所属の7隻の大型サンマ漁船の出港式が盛大に開催され、大型サンマ漁船に乗り組む組合員らが、家族や漁業関係者に見送られ今期サンマ漁へ出港した。

一斉出漁は震災以後の福島県の漁業を活気づけるべく「福島県いわき漁労長会」の取り組みのもと、今年で3回目の実施となる。

当日は悪天候が心配されたが、出港式の際は晴れ間も見られ、漁の成功を予感させる天気となり、応援に駆けつけた演歌歌手の大城バネサさんを中心に、乗組員とその家族、関係者らは大いに盛り上がり各船の出港を激励した。

その後、船団を代表し「第三十八福吉丸」の四家義昭漁労長から「福島船団は他地区から出港する船を合わせ13隻で操業する。近年は第一次産業、とりわけ水産業にとって厳しい時代となっているが、優秀な福島船団の船員が協力すれば、必ずこの難局を乗り越えられると信じているので、共に頑張ろう」と力強く決意を述べた。

その後、第十八鹿島丸を先頭に、8月20日からの大型船の解禁に向け集結地の北海道へ向けて出港した。

 

気仙沼港・大船渡港

大型さんま棒受網漁船出船送り

【気仙沼支部=甲斐忠行通信員】気仙沼港を拠点とする大型サンマ棒受網漁船が8月17、18日の二日間に分かれ前線基地の北海道に向け出港した。17日には、気仙沼港のコの字岸壁において出船送りが行われ、漁船関係者や市民、観光客などが集まり、航海の安全と大漁を祈願し、各船を見送った。

出船送りでは、気仙沼漁業協同組合の齋藤組合長、気仙沼市の菅原市長のあいさつの後、鮪立大漁唄い込み、崎浜大漁唄い込み、太鼓の打ちばやしが披露されたほか、第3太喜丸と第5太喜丸による餅まき、歌手の大城バネサさんのステージなどで盛り上げた。

漁労長を代表して第81豊清丸の中舘漁労長が「東日本大震災から6年以上が経過しているが、復興には程遠い。復興には水産業の活性化が必要であり、満船にして入港するので受け入れ準備をお願いしたい」とあいさつした。

来場者は五色のテープや福来旗を振って出港を見送り、各船は集魚灯を点灯させ、汽笛を鳴らし、見送る人たちに応えていた。

また、大船渡港では鎌田水産の大型サンマ棒受網漁船の5隻の出船式が8月17日大船渡蛸ノ浦漁港で行われた。

出船式では、大船渡市の戸田市長からの激励のあいさつがあり、蛸ノ浦保育園の園児より各船の漁労長に記念品の贈呈が行われたほか、記念撮影や歌手の大城バネサさんの歌声で出船式を盛り上げた。

その後、約90人の乗組員が一斉に船に乗り組み、出港準備を行った。法被姿に身を包んだ漁業関係者や家族らは、五色のテープを船につなげ無事を祈り、各船は大漁旗をなびかせて、前線基地の北海道へ向け順次出港した。

出港した5隻は、8月20日の解禁に合わせ北海道より、ロシア海域の漁場へ向かい、早ければ8月中にも大船渡港への水揚げが予定されている。

 

  石巻港で出港する第一榮久丸

 

小名浜港で

 

気仙沼港で

 

大船渡港で、サンマ漁船の出港を見送る人たち

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