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2024年08月05日

船員後継者確保・育成に向け地引網体験イベント開催

漁通じ子どもたちが海に親しむ

7月14日、宮城県石巻市にある長浜海岸において本組合主催の「地引網体験イベント」を開催し、近隣の小学生と保護者など約172人が参加した。子どもたちに海と接する機会をつくり、海に親しむことで海に関心を持たせ、子どもたちに将来、海運・水産業の船員職業を目指してもらうことを目的として、同じ志を持つJFみやぎ石巻湾支所、石巻市漁業協同組合から協賛をいただいた。
開会式では本組合を代表し、髙橋健二水産局長からあいさつが述べられた後、地引網体験を行うにあたってのやり方や注意事項を説明の後、地引網体験が始まった。当日は、両端にロープのついた網を用意し、ロープの一方を海岸で固定した。網ともう一方のロープを、船に積み込み、沖合に向かった。
沖に船を走らせながら網を海岸に平行に落とし入れた後、海岸に持ち帰ったロープを参加者全員で力を合わせ精一杯引っ張った。網が波打ち際まで引き寄せられると、アジ・ダツ・スズキ・ヒイラギ・イナダ・カニなど、さまざまな海の生き物が掛かっており、子どもたちから歓声があがった。
その後、網に掛かった魚を特設の生け簀(プール)に移すと、子どもたちは泳ぐ魚に興味を示し、目を輝かせながら観察した。観察中には、魚の種類を質問する子どもや魚を手にして触感や重量感を確かめる子どももいた。
子どもたちからは「また参加したい」「来年も実施してほしい」との希望・要望があった。
2回の地引網体験を終え、閉会式を行った後、希望する参加者には魚を持ち帰る用の袋が渡され、魚を持ち帰った。ケガ人が出ることもなく、地引網体験は無事終了した。

 

イベントのようす①




イベントのようす②




イベントのようす③


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