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2022年10月05日

―祝・新築― 北陸支部会館竣工式

竣工式でお披露目

新たな北陸支部会館は、令和3年12月16日に地鎮祭を執り行い、約9カ月の工期を経て令和4年8月30日に完成した。三国船員会の歴史を引き継ぎ、日本海に面する支部として重要な役割を担うことから、旧北陸支部と同じ福井県坂井市三国町に建設する運びとなった。
8月30日に行った竣工式には、本組合からは、熊谷勝明北陸支部長、齋藤洋中央執行委員、髙橋健二中央執行委員が出席し、三国船員会からは岑田善也副会長、金澤信行元会長、山本勝治副会長が出席し、新北陸支部会館が末永く堅固で安全であるよう神事が執り行われた。
建物デザインは、北前船で栄えた三国湊の風景をコンセプトに、地域の伝統と歴史の一片を感じ取れる街並みに溶け込むよう木造平屋建てとし、住友林業㈱が設計・施工した。支部の目の前には三国港の北西部にあたる三国サンセットビーチが広がり、日本海に沈む夕日を一望できる

 

北陸支部の紹介

北陸支部は、福井県を拠点に富山、石川県の沖合底曳網漁船28社、サンマ棒受け網漁船3社、中型イカ釣り漁船2社、冷凍・冷蔵運搬船2社を担当し、日々の業務にあたっています。
支部のある三国町(福井県坂井市)は、福井県一の大河九頭竜川の河口に位置し、多くの河川が合流し古くから河川の船運が盛んで、日本海にも面していることから、越前地域の物資を河川で輸送し、それらを集積して他の地域へ運ぶ物流の拠点でありました。また、江戸時代中期から明治時代にかけて大阪と北海道を物資輸送し、これを売買して差益を得る北前船交易がはじまり、三国でも廻船業に力を入れ始め、日本海側有数の北前船の寄港地として繁栄した町です。
当時の繁栄ぶりは、今も要所各所に残るレトロな西洋建築や三国港突堤などの建造物によって当時を伺い知ることもできます。中でも北前船交易での繁栄が色濃く残る三国港付近は、歴史と文化の香り漂う老舗の和菓子店や提灯の店なども残っており、全国屈指の賑わいであったとの資料も残っています。
三国港の繁栄は、明治時期に鉄道が開通し、物流の中心が船から鉄道へ移りだすと、北前船交易により行き交った人々や賑わいは徐々に無くなりました。しかし近年は、当時の面影を残すノスタルジックな街並みの価値が見直され、当時の賑わいを取り戻そうと、地元有志らにより、街並みや建物の保全をはじめ、空き家を利用しリノベーションによる店が要所各所に見られるようになり、レトロでノスタルジックな街並みや食を求め、県内外からの観光客が訪れ賑わいを取り戻しています。
三国町は、職人文化の残る町でもあり、なかでも伝統和菓子は有名で、北前船の船乗り達から製法を学び、今に伝えられている「酒まんじゅう」や、300年の歴史をもつ三国神社山王の森で鳴く鶯より着想して命名した「鶯餅」は一度食べたら忘れないというほどの人気和菓子です。
また、福井の伝統工芸品「越前和紙」を骨組みに張り付けた「三国提灯」は、200年以上の歴史があり、山車が町を練り歩く三国祭り(北陸三大祭りのひとつ)の時期には、三国提灯が各家庭の軒先に吊るされ、町の人々をつなぐ文化として残っています。
そして福井県といえば蕎麦が有名です。三国町には代々続く歴史ある美味しい蕎麦屋が健在で、中でも辛味大根のおろし汁とダシを合わせた冷たい「おろし蕎麦」は格別で、おススメの一品です。
北前船が築いた歴史と文化、情緒が漂う三国町。日本海の好漁場が目の前に広がり、底曳網漁船で漁獲した越前ガニは、皇室に献上されることでも有名で、この三国町を訪ねる機会がありましたら、蕎麦とカニはぜひ味わってほしいと思います。ほかにも観光名勝の国指定天然記念物「東尋坊」や神宿る島「雄島」もあります。

北陸支部会館

三国提灯いとや

東尋坊

2022年10月05日

第15回 夏休み伊勢湾発見ツアー

第15回 夏休み伊勢湾発見ツアー

8月22日、名古屋港から伊勢湾フェリー株式会社の伊勢丸に乗船し、伊勢湾を周遊する、「伊勢湾発見ツアー」が開催された。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により、自粛を余儀なくされたイベントだが、今年度は感染防止対策を徹底した上での開催となった。ツアーは一般公募で当選した小中学生とその家族182人。名古屋港ガーデンふ頭から、約3時間の周遊に出かけた。
周遊中の船内では、名古屋港の紹介アナウンスが行われ、海上交通センターや、停泊中の貨物船・コンテナ船、各埠頭について説明があり、その都度、参加者の視線が建物・船・埠頭に集中した。
救命胴衣着用体験では、乗組員や海上保安庁の職員による海難時の救命具の重要性と着用手順の説明、膨張式救命胴衣を作動させる実演がなされ、子供たちは真剣に聞き入っていた。その後、救命胴衣を着用し、嬉しそうに保護者に写真を撮ってもらっている姿が見られた。
ープワーク体験では、乗組員とスタッフが、もやい結びや巻き結びの縛り方を実演し、保護者も一緒に実践する姿が見られた。
海洋少年団による、手旗信号の披露では、子供達や保護者が見事な旗さばきを見つめた。その後、担当者から手旗信号の有用性や基本的な信号の形を教えるとともに、参加者のリクエストを手旗信号で実演する姿が見られた。
午後2時過ぎに伊勢丸は中部国際空港(セントレア)付近の海域まで到達し、折り返して名古屋港に向かった。
デッキでは海を背景に写真撮影を行う家族や、空港での飛行機の離発着を眺めるなど、洋上からの景色を満喫していると、協賛している海上保安庁の巡視船「みずほ」が並走し、保安ヘリが船上を旋回するサプライズが行われ、参加者からは歓声が上がり、海の安全を守る海上保安官に手を振り楽しむ姿が見られた。
午後4時頃には名古屋港に入港・着岸し、参加者は日頃体験できない船での思い出を持ち帰って行った。

 

伊勢丸

名古屋港

2022年10月05日

第17回Kids職場見学会サンタマリアに乗船 ―大阪水上バス株式会社―

体験クルーズで船員の仕事を学ぶ

18人の小学生と保護者が一緒に参加

8月9日、晴天の中において連合大阪が主催する「第17回Kids職場見学会」が大阪水上バス株式会社所属船の「サンタマリア」で開催され、小学生18人と保護者が参加、船員職業について学んだ。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催できなかったが、今年はマスク、アルコール消毒、ソーシャルディスタンスなど、感染予防対策を徹底したうえで開催した。
オリエンテーションでは、三班に分かれ、組合員による船舶のお話・ロープワーク・救命胴衣の装着を体験した。
船舶のお話では、船員の役職・役割や大阪港の入港船舶について説明があり、普段聞くことの無い船員さんの職業について興味津々な子供たちの姿があった。ロープワークでは、もやい結びなど船員が普段使用する結び方を教わり、苦戦しながら果敢に挑戦していた。救命胴衣の装着体験では、装着方法や付属道具の使い方を教わり、船の安全性について学習した。
その後、体験クルーズとして大阪港内周遊では、船内探索や船上から見える様々な船舶、景色を楽しみ、乗船記念キーホルダーを作成するなど大いに満喫して、無事に終了した。
最後に、今回のKids職場見学会の体験を通じて参加した子供たちが、海や船に関心を持ち将来船員職業が、職業選択の一つとなることに期待したい。

 


救命胴衣の着用

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