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2022年05月15日

鯨文化を伝える展示船 第16利丸

―石巻・ホエールタウンおしか―

震災からの復興のシンボルとして活躍

第16利丸は昭和33年に、大洋漁業株式会社の最新鋭の大型高速捕鯨船として建造され、捕鯨船団の指揮船として活躍し、捕鯨船乗りの憧れのキャッチャーボートだった。母船式捕鯨を退いた後、最後は鮎川を拠点としていた日本捕鯨株式会社の所属船となり、昭和62年12月25日の金華山沖操業を最後に30年間続いた現役を退いた。
その後、捕鯨基地・鮎川に陸上保存され、平成2年に「おしかホエールランド」の陸上展示船となったが、平成23年3月11日の東日本大震災で高さ8.6mの大津波に襲われ、海岸部にあった建物のほぼ全てが破壊された中で、唯一その勇姿を保ち続け、復興に向けたシンボルとして人々の心の支えになってきた

10年8カ月ぶりに展示再開

震災の津波被害で流失を免れた第16利丸は、周辺をかさ上げし広場を整備、船体の塗装や修繕を終え、昨年の11月18日、10年8カ月ぶりに「乗船できる捕鯨船」として展示が再開され、捕鯨基地・鮎川のシンボルとして復活した。第16利丸では船橋や捕鯨砲なども見学できる。

 

ホエールタウンおしか

牡鹿半島の先端に位置する鮎川浜にできた新しい観光拠点。3つの施設が連ねっており、「観光物産交流施設Cottu」は、牡鹿半島の新鮮な海鮮料理を楽しめる飲食店やお土産を販売する店のほか、石巻~田代島~網地島~鮎川港を結ぶ「網地島ライン」の発着所になっている。2つ目の「牡鹿半島ビジターセンター」は、三陸復興国立公園・牡鹿半島エリアの自然環境や季節ごとの見どころを紹介する施設。3つ目の「おしかホエールランド」では、鯨の生態や特徴、捕鯨の町として栄えてきた牡鹿半島の鯨文化を学ぶことができる。また、骨格標本や映像展示のほか、実際に使用された貴重な捕鯨道具も展示している。

 

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展示船・第16利丸

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網地島ラインの石巻発着所に着桟するマーメイドⅡ・向こう側に石ノ森萬画館が見える

2022年05月15日

全国発信記事 関西地方支部=発信

神戸港で旅客船の緊急安全点検
―神戸運輸監理部と神戸海上保安部が合同で―

事業者は安全運航を心掛けてほしい=首席運航労務監理官

【上原颯馬通信員】4月27日から、神戸運輸監理部と神戸海上保安部が兵庫県の19トン未満または渡航が2時間を超える旅客船の138事業者を対象にして、緊急安全点検を実施している。
この緊急安全点検は、北海道・知床半島沖で沈没した観光船「KAZUⅠ(カズ・ワン)19トン」の事故を受けて、全国で実施しているもので、神戸港に停泊している旅客船も順次、点検が実施された。

海上から美しい景観を楽しめる神戸港では観光船も多く、株式会社Sevenseas Cruiserの「コンチェルト」では、4月28日に緊急安全点検が行われ、国土交通省管轄の神戸運輸管理部と、神戸海上保安部が合同で船舶設備の安全点検を実施した。
点検箇所は主に救命用浮輪や救命胴衣の設置状況を中心に、救命設備点検や渡航記録なども確認したほか、安全管理規定や運航基準の確認も行なわれた。
安全点検を実施した神戸運輸監理部の中村厚志首席運航労務監理官は「安全管理規程には、風速や波の高さなどに応じて出港を見合わせる運航中止基準などが決められており、事業者には安全運航を心掛けてほしい」と語った

 

大型レストラン船・コンチェルト

救命設備や船舶設備を念入りに点検

2022年05月15日

徳島県・阿南市と伊島を結ぶ 伊島連絡交通事業の現場の皆さんが新たに組合の仲間に

2月7日、伊島連絡交通事業有限会社に所属する乗組員が海員組合の仲間になった。

徳島県阿南市と伊島を結び観光とライフラインで活躍する「みしま」船と航路の紹介

伊島連絡交通事業(有)が運航する航海速力21ノットの貨客船「みしま」は徳島県阿南市津乃峰町の答島港から紀伊水道に浮かぶ四国最東端の島「伊島」を30分で結ぶ。 「伊島」は室戸阿南海岸国定公園に指定されている自然豊かな島で、人口は約160人。イシマササユリなどの観光資源もある伊島には、多くの人が来島している。新造の貨客船「みしま」は、2020年12月13日就航し、島の生活物資をはじめ、島の産業である漁業の資材輸送など、島には欠かせない海上交通手段=ライフラインとなっている。船の船尾デッキでは、人が外に出て景色を楽しめるようになっているほか、機能面では操舵室を高い位置にすることで、波が操舵室にあたることが少なくなり、波を避けながらの操船がしやすくなった。bまた、両舷のビルジキールを大きくし、左右の揺れを抑える機能に加えて、波を抑えて左右に逃がして船体にあたらないように工夫されている。
船主部分や船体構造も海況を考えて作 られており、従来の船より欠航を減らせると期待されている。

 

伊島連絡交通事業のあゆみ

伊島連絡交通事業有限会社は、これまで地元の出資により運営され、伊島に住む島民の生活を支えるライフラインとして、重要な役割を担ってきたが、過疎化や維持費が膨らむなど、単独経営が難しくなったことから、地元の伊島漁協が運航委託を受け運営し、漁協の理事から社長が選任されている。
労働諸条件については、長年の慣習で定められたものが多く、乗組員から相談を受けた高松支部が対話を重ねた結果、2月7日に会社に労使関係確立の申し入れを行った。
申し入れの協議の中で社長から、自身も地元の住民として航路を守りたいとの思いが伝えられ、労働協約策定に向けての確認が行われた。

貨客船みしま

組合員のみなさん

伊島漁港

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