土佐国(現在の高知県)の貧しい漁師の家に生まれた万次郎は、14歳のとき、家計を助けるために乗った漁船で遭難します。この出来事が、ひとりの少年を世界へと導く冒険のはじまりでした。アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に助けられ、船名にちなみ「ジョン・マン」と呼ばれた万次郎は、はじめて学校に通い、英語や航海術を学びながら世界の海を巡ります。そして、自由や民主主義という新しい考え方とも出会いました。帰国後は、その経験を幕末期で揺れる日本へ持ち帰り、日本とアメリカを結ぶ架け橋となります。本書は、勇気と行動力で人生を切り拓いたジョン万次郎の歴史物語。「もし自分が14歳で海の向こうへ飛び出したら?」そんな気持ちで読めば、世界の見え方や、自由や民主主義ということばの捉え方も変わるはず。図書資料室には万次郎に関する多数の資料があります。本書と合わせてご覧ください。

Column
今月の1冊

歴史人物ドラマ ジョン万次郎 ―民主主義を伝えた男―
著者:小沢 章友
絵:十々夜
出版社:講談社(初版:2022年11月)
絵:十々夜
出版社:講談社(初版:2022年11月)





