
【特集棚】
今回の特集は『建築と船』です
建築界の巨匠であり、モダニズム建築をけん引したル・コルビュジエは、客船を「新しい建築の形態」と評しました。
近代以前、建築は宮殿や教会など限られたひとびとのためのものでした。これに対してモダニズム建築は、より多くの市民の暮らしを支える、新しい時代の建築を目指しました。そうしたなかでル・コルビュジエが注目したのが客船です。限られた空間に居住や移動、設備といった多様な機能を合理的に組み込む船のあり方は、近代建築の理想のひとつでもありました。
また日本はもちろん世界各地において、かつて船大工が家を建てる大工を兼ねた時代がありました。建築資材やその原材料が船で運ばれてきた物流の歴史からも、建築と船はとても近い関係にあることが見てとれます。
そこで、今回の特集棚では「建築と船」をテーマに、「建築家と船」「船の歴史と構造」「日本の物流」という3つの視点から選書しました。







