

戦後80年特別企画
「知っていますか?戦争で沈んだ船のこと」
上映会&パネル展が開催されました
Post: 2025.9.2
Photo: HATO文化編集部
(特記のない写真はすべて)
全日本海員組合では、2025年8月14日、15日、21日、22日、28日、29日に、戦後80年特別企画として「知っていますか? 戦没した船のこと」と題した上映会とパネル展を本部会館にある地下大会議室で開催しました。
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学童疎開船「対馬丸」を知る映像2本とパネル展
第二次世界大戦中の1944年に、沖縄から疎開する子どもたちを乗せた貨物船「対馬丸」は、米国の潜水艦による攻撃で沈没し、1,484名が亡くなりました。そのあらましを伝える映像教材『2つのランドセル』『対馬丸のお友達へ』と、詳細を記した展示パネルを沖縄県那覇市にある「対馬丸記念館」からお借りし特別上映と展示を行いました。



20枚のパネルを展示。対馬丸と当時の沖縄の状況について学ぶとともに、「対馬丸記念館」の活動を紹介。
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少年船員もおおぜい亡くなった民間船の徴用を学ぶ2本
『海なお深く ─戦没船と船員の記録』
『戦没した船と海員の資料館』
第二次世界大戦中、たくさんの民間船が国に軍事徴用され、物資や兵士の輸送などに従事させられました。武器を持たず、護衛もない航行中の民間船は、軍事行動をしているとして連合国軍の標的に。おびただしい数の船が撃沈され、14~15歳の少年船員を含む6万人を超える船員が亡くなりました。民間船員の死亡率は海軍軍人の2倍以上に上りました。わずか2〜3ヶ月の養成で船に乗り組んだ少年船員、短い工期と少ない資材でつくられた粗悪な船……。戦没船についてわかりやすく学べる2本を上映しました。


図書資料室では関連書籍も!
当館B2Fの図書資料室では戦没船に関する書籍をピックアップしてご紹介しました。このほかにも、戦没船に関する貴重な書籍を数多く開架図書として揃えていますので、どなたでもご覧いただくことができます。

2025年は日本の敗戦から80年を迎えた年です。第二次世界大戦では、多くの船員のいのちが奪われ、商船、漁船、機帆船などほとんどの民間船が撃沈されたことから、海員組合では「海員不戦の誓い」を立てて、このようなことがふたたび起こらないように活動しています。民間船に起こった悲劇を知ることは、平和についてあらためて考えるきっかけになります。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。


戦後80年特別企画チラシ/ポスター
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開催データ
●イベント名:戦後80年特別企画「知っていますか?戦争で沈んだ船のこと」
●開催日:2025年8月14日、15日、21日、22日、28日、29日
●上映会:①10:30〜(約50分)②14:00〜(約1時間)
●上映タイトル:『2つのランドセル』
『対馬丸のお友達へ』
『海なお深くー戦没船と船員の記録』(2012)
『戦没した船と海員の資料館』(2024)
●パネル展:20枚
●主催:全日本海員組合 図書資料室
●協力:公益財団法人「対馬丸記念館」
●関連リンク
「戦没した船と海員の資料館」
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関連情報
当館B1F展示室には戦没船と船員に関するコーナーを常設しています
一般公開していますので、ぜひお立ち寄りください。
詳細情報はこちらから

